【メリットあり】家庭教師におやつ・お菓子は出すべき?お茶は出す?タイミングは?結論:出さなくてもいい

家庭教師

 
今回は
「家庭教師の先生におやつは出すべきか?」
について、100名以上の生徒様と関わってきた経験を踏まえて書いていきます。

 

くまこさん<br>(中学生の母)
くまこさん
(中学生の母)

もうすぐ初めての家庭教師の先生が家に来る。
お菓子やお茶は出した方がいいの?

くまみさん<br>(小学生の母)
くまみさん
(小学生の母)

今日も家庭教師の日。
今日は家に何もないから、フルーツでも買ってきた方がいいのかしら。

くまさん<br>(中学生の父)
くまさん
(中学生の父)

先生にお茶を出したいけど、何を出したらいいのか。
他のお家はどうしてるんだろう。


この記事はそんな皆さんのために書いています。

皆さん、こんにちは。くまです。

今回は家庭教師のお菓子問題について書いていきます。

まだ家庭教師歴15年ほどですが、これまでの経験を私の主観で書いていきます。困っている方もいらっしゃると思い、できるだけ本音で書いていくつもりです。賛否両論ある内容だと思いますが、ご批判はご容赦ください。

結論を知りたい方は、まとめをご覧ください。

 

おやつに関するリアルな話

 

ずばりおやつを出すご家庭の割合は?

まず前提として、私は初めにご家庭にお伝えしています。

「お菓子やお茶は必要ありません

遊びに行くわけではありませんから、これらはないのが当たり前だと思っています。むしろ、お菓子がないと、満足に教えることができない家庭教師なんてどうかしてると思います。

しかし、そうは言ってもおやつをお出しいただけるご家庭もあります。
私はお出しいただいたものを無理に断りはしないです。おやつをお出しいただくメリットもありますので。(後述します)

その上で、数えられる範囲で数えた割合は下のようになります。

お茶やお菓子を出すご家庭・・・約35%
何も出さないご家庭・・・約65%


ただ、半分以上のご家庭は何もお出しいただいていませんでした。事前にそのようにお伝えしていることが影響しているとは思います。そのようなご家庭に対して、礼儀がないと思ったことはありません。むしろ、こちらも気を遣いすぎることがなく、気楽になれる面もあります。

ぶっちゃけおやつをお出しいただくことをどう思うか

私はおやつをお出しいただいて、負の感情を抱くことはありません。ご好意によるものなので、それはありがたく受け取るべきだと思っています。

しかし、気は遣ってしまいます。そもそもお給料を別に頂いているわけですから。
そして、おやつ分はお返しをしないといけないと考えてしまいます。旅行に行ったらお土産を買ってきたり、実家近くの美味しいお菓子屋さんからお取り寄せしてお返ししたこともありました。

また、おやつによりご家庭から期待されていると感じることはあります。悪く言えば、プレッシャーをかけられているということです。「お給料の他に待遇をよくしてもらっている」ということは、保護者からすると、「それで生徒の成績が下がるわけない」と思われる方もいるでしょう。

ただし、おやつを頂いた見返りに、その生徒のためにプラスで何かをするかと問われるとNOです。もともと全力を尽くしているので、おやつでどうこうというのはありません。

なぜおやつを出した方がいいと考えてしまうか

私の予想も含まれますが、考えてみました。

①礼儀・マナー
「自宅まで来ていただいてるので、何かお出しした方がいいのではないか」
と考えること自体は不思議なことではなく、むしろ当たり前ではないでしょうか。

②感謝の気持ち
意外とこのケースはあるのではないでしょうか。
・家庭教師を始めてから、お子様が変わった。
・勉強以外の生活面も変化があった。
・遠くから子供のために来てもらっている。
その感謝の気持ちとして、せめておやつを出したいと思う方はいらっしゃいます。

③教師にいい気持ちで働いてほしい

教師のモチベーションを上げた方が、効果が出ると考えてしまいます。

どんな出され方をしたか

私の場合はお茶だけということは少なかったです。
おすすめというわけではないですが、飲み物は緑茶、ウーロン茶、麦茶、紅茶、コーヒー、ジュースなどがありました。飲み物と合わせて、おせんべいや袋に入ったチョコ、ハッピーターンなどが少し添えられていることが多かったです。お菓子はお皿に乗っていることがほとんどでした。中には、毎回ケーキやプリンをご用意いただいたご家庭もありました。

タイミングは、ほとんどが授業の間の休憩時間です。ほぼ教師用と生徒用の2人分が運ばれてきました。授業後の報告時には、私だけコーヒーやお菓子をいただくこともありました。

学年は、小中学生はご家庭による印象です。高校生や社会人の指導では、出てくることはほぼないです。

おやつのメリット・注意点

 
では、おやつを出すメリットと注意点を考えていきましょう。

メリット

①休憩時間にリラックスできる
おやつを話題に家庭教師と生徒で会話が盛り上がることがあります。美味しいものがあると笑顔になりますしね。
生徒が甘いものを食べてリフレッシュできるなら、おやつは有効だと思います。

②生徒がお菓子を理由に勉強している
家庭教師の時間を頑張るきっかけとして、美味しいお菓子を食べることをモチベーションにする生徒はいます。これは、ご家庭としては自分の子供だけにお菓子を出すわけにはいかないと思うので、教師にも出すことになるというケースが多かったです。
腕のいい家庭教師なら、段々とお菓子より勉強を好きにさせていきますね。

③保護者が様子を見に行く口実になる
休憩時間におやつを持ってくるついでに、「今日はどんなことを頑張ってるの?」「こんなに難しいことを覚えたんだ。すごいね!」と生徒と会話をする保護者もいらっしゃいます。
これは特に親子仲が良く、褒められるのが好きな小学生にはモチベーションになります。

④教師のモチベーションになる
主に大学生で、家庭教師のアルバイトを始めたばかりの教師は感動するかもしれません。高い時給をもらいつつ、おやつまで頂けると。
ちなみに、私は気持ちは嬉しいのですが、直接モチベーションにはつながりません。プロの教師には効果はないと思います。

注意点

①教師の迷惑にならないかを考える
特に社会人の家庭教師の場合、タイトなスケジュールを組んでいることが多いはずです。授業前後に頂く時間的な余裕がない可能性は十分にあります。
また、授業の合間にお出しするときは、授業中は避け、確実に休憩であることを確認してからの方がおすすめです。あくまでメインは勉強です。おやつのために学習効果が下がることは絶対に避けなければいけません。厳しい教師の場合は、授業中におやつを持って行ったらトラブルになる可能性もあります。

②教師の苦手なものを出さない
私はお出しいただいたものは基本完食します。実はこれを書くまで気にしたことがなかったのですが、日本人特有のマナーなのでしょうか。(例えば中国では、残す方がいいと言いますよね)
そのため、苦手なものが出てこないでほしいと思ったことがあります。それでも私は直接伝えることがありますが、教師によっては無理をしてしまうことがあるかもしれません。

③時間や費用がかかる
お菓子を用意する時間と費用がかかります。1回分がそれほど高価なものではなくても、1ヶ月、1年で考えると、そこそこの負担になるかもしれません。「失礼のないものにしないと」と考え出すと、けっこう時間がかかってしまいます。

まとめ

以上、私なりにまとめてみました。

結論は、基本的にはおやつは不要、ただしメリットがあれば出してもいい。

ここについて悩みすぎず、気楽な気持ちで家庭教師と向き合っていただければと思います。

ちなみに契約にないのにおやつを強制してくる家庭教師はすぐにやめた方がいいと思います。報酬は大切な要素ですが、そこを求めすぎる教師は危険な気がします。
どうしても考え込んでしまう方は、オンライン家庭教師もオススメです。

 

 

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